納骨・埋葬の仕方

今月は偶然お客様からの骨壷に関する同様の質問が多くありましたので、
少し書き込みたいと思います。

冠婚葬祭はその地方独特の習わしがたくさんあります。
今回はタイトルの「納骨・埋葬の仕方」ですが、
まず、関西と言っても地元である大阪の場合をお話し致します。

ご不幸があった場合、もちろん火葬を行います。
そして骨拾いをします。とここまでは全国違いは無いものと思われます。
(もちろん一部地域では未だに土葬の場合もあることでしょう)

問題はお骨を拾い、どの大きさの骨壷に収納するかです。
大阪の場合は、大小2個の白無地の骨壷を用意します。
大きい骨壷(口径15センチ~18センチ)に体全体のお骨を収め、
小さい骨壷(口径7.5センチ)に喉仏のみ納めるのが習わしです。

そしてお墓に納骨する時期が来れば白い木綿の布(袋)を用意し、
それに骨壷から中身のお骨を移し替え墓地に埋葬致します。
(決して骨壷ごと埋葬は致しません。)

その理由として、
骨壷は陶器製の焼き物のために土に帰ることはありません。
当然その中のお骨も土に帰せません。
なので大阪ではそのようにします。
(昔は火葬ではなく、土葬をしていたのでその名残と思われます。)
ご多分に漏れず私の親父もそのように致しました。

関東の方にこのお話をするといつも驚かれます。
骨壷のまま墓地に埋葬するのですから致し方ありませんね。

詐欺?同業者は注意が必要

先週末の事ですが、
まずはじめに、近くのパチンコ店の店長と名乗る男から電話があり
「店の社長が自宅お仏壇で供養している仏像にひび割れがあるので仏像修理をお願いしたい」との話で社長から代わりに尋ねて欲しいと言っていた矢先、
今度は、社長と名乗る男が電話口に
「今ちょうど会社に来た!これからお店に伺うのでよろしく詳しくはお店で話すから」それから数分後お店にやってきました。

まさしく不動産屋かその筋の人らしき風貌の男です。

男「さっき電話した修理の件、修理はやめて新しいもの買うわ。娘がもうすぐ出産やし心配やから」

私「どのようなひび割れでしょうか?場合によっては買い換えなくても」

男「わしのは総白檀の仏像で手と台座に割れが、真言やから大日さまや」

私「買われたお店で相談するのもいいかも」

男「死んだおばあちゃんが買ったものでわからん」

私「大きさによって金額など・・・」

男「今から家に電話して確認するから」
この間携帯で自宅に電話サイズを計測させ

男「10.5センチで3寸5分 それにこの際両脇の仏像もまとめて買い換えるから、みんなでなんぼや!」

私「本日は週末のため納期・見積は火曜日になります」

男「だいたいわかればいいねん支払いしておくから いくらや100万ぐらあれば用意は出来るんか もちろん国産で総白檀の仏像を都合してくれ」

私「申し訳ありません。ご用意できるかどうかわかりませんので、お金は預かれません」

男「わしがまた店に出直して来るのが面倒やから言うてんねん、すぐ調べてくれ今お金持ってるから払うわ」

私「いくらそう言われてもお調べしてから なのでそう言うわけにはいきません」

男「もうええ!!わかった」
だいたいこんなやりとりで男はお店を怒ったように出て行きました。

ではどこが詐欺?とこの会話から思われる方がおられると思いますが、

1.パチンコ店の名前が偶然、その系列店が以前開店するとき高級神棚他神具一式を事務所に納品した事がありました。

2.数日前の11/1に代表者の方が町内会のゴルフコンペに来られたておりましたので、面識はありました。

ただ、あくまでも系列店ですので店舗を手放されているかも知れないという一部不安がありましたので、その場では確認できませんでした。
もちろん最後に話がまとまる場合、尋ねるつもりでした。
きっとそうなっていたら相手は驚いたはずでしょうが。

今までにお店で大きい買い物の話を、いきなりしてくる人は何度かありました。
お調べしている間に高級念珠を万引きされたり、話の締めくくりにはタクシー代を貸して欲しいと頼んでくる人もいました。
きっと今回もこの手の輩(やから)に違いないと思われます。
今回は未遂で終わり実際の損害はありませんでしたので、
警察には連絡致しませんでしたが、
今後も注意は必要です。