普通のお線香とローソク

お盆やお彼岸などの時期になると、
この時期にしか買い物に来られない、
そんなお客さんが決まって言う言葉が、
「普通のお線香と普通のローソクを下さい。」
とよく口にされます。

「普通」と言うのは、
ものすごく曖昧で抽象的な言葉です。

私はお店としてお話させていただく場合、
「釈迦堂で一番売れています商品は○○です。」
としかお話のしようが・・・

普段からお線香を使い慣れた方の場合ですと、
その方がはじめて来店された方でも、
普段使われている商品名などを聞かせていただければ、
その方の嗜好が何となく理解できます。

料理で言えば甘口が好きな方、いや辛口がとか、
肉が好みか魚が好きかそのようなニュアンスで、
お線香にも和風や洋風などの表現で、
ご紹介させていただけるからです。

そして色々お話させていただくものの、
結局はCMで良く耳にする。
お線香なら「○×香」を決まってご購入されます。

例えばです。
私はタバコを吸いませんが、
「普通のタバコ下さい。」とか、
「普通のお酒」を下さいとかの場合、
前者はマイルドセブンで、
後者が発泡酒になるのでしょうかね。

この時期だからこそあえて普段味わうことのない
隠れた商品を探して冒険してみて下さい。