今年の1月末に人間ドックへ行き、
再検査が必要と指摘された「胃」と「甲状腺」。
胃カメラ検査で胃は問題なかったのですが、
甲状腺には異常が見つかりました。
病名は「甲状腺腫瘍」。
超音波検査と腫瘍マーカー検査を実施。
検査の報告書に書かれていた所見では、
甲状腺:
大きさ 腫大(左)
表面 平滑
リンパ節腫大(-)
コメント
左葉φ27×46×57mm境界明瞭内部不均一な
high echoic mass 内部calc散在
右葉φ7×7×9mm cyst
総合所見:
It thyroid tumor → size大きくcalc散在のためFNAご考慮下さい。
マーカー検査のTGと呼ばれる項目は基準値を大幅に超えている。
検査項目 | 結果 | 基準値 | 単位 |
TSH |
0.68
|
0.35~4.94 | μU/ml |
Free T4 |
1.03
|
0.7~1.48 | ng/dl |
サイログロブリン(TG) |
210.1
|
32.7以下 | ng/ml |
超音波検査の結果だけでは、
甲状腺腫瘍が良性なのか?悪性(ガン)なのか?解らないので、
白黒ハッキリさせるためには、
甲状腺腫瘍に採血用の針を刺し、細胞組織を吸引して、
その細胞を顕微鏡で調べる甲状腺針生検を今週おこないます。
検査結果は4月15日頃には解りますので、
また、ブログで報告致します。
今後、生命保険などにも影響があるかも知れないので、
話さない方が良いかもと思いましました。
でも、多少なりとも同じ病気の人の参考になればと、
思い切って話しました。
画像は白黒なので見にくいかも知れませんが、
専門知識の先生が見れば解ると思います。
【 2009/04/16 追記 】
甲状腺腫瘍の検査結果は、95%の良性。
これでひとまずは安心。
腫瘍マーカ検査で、サイログロブリン(TG)の数値が高かったのは、
腫瘍のサイズが小さくなく、それなりの大きさがあったので、
腫瘍から漏れているからだそうです。
細胞検査では、エコーで甲状腺腫瘍を確認しながら、
最も疑わしい部位に針を刺し細胞を吸引。
合計3ヶ所刺しました。
グループステージⅠ~Ⅴまで五段階評価されます。
3ヶ所共にグループⅡの評価でした。
Ⅰはほとんど評価される事はなく、
実際はⅡからだそうです。
Ⅲ以上になると間違いなく切らないといけないようです。
麻酔をして針を刺すわけではありませんので、
採血用の針程度とあらかじめ聞いていますが、
1回ならともかく3回ともなれば痛いです。
吸引していない部位にガンが潜んでいる事もあり得るそうなので、
5%はガンの可能性が残っています。
ようするに誤診の確率だそうです。
また、腫瘍は良性であっても、
大きさが1~2㎝なら切らなくても良いのだが、
私の場合は、切っても良い程度の微妙な大きさなのだがとも、
担当の先生からは言われました。
切るとなれば仕事も休まなければならないし、
しばらくはこのまま様子を見ますと返答。
いずれにしろ、これですべてが終わりでなく、
これから常に甲状腺腫瘍の経過観察が必要。
あきらかな自覚症状がありませんので、
お風呂上がりなど自分で毎日チェックが欠かせません。
(これってハッキリ言って判断が難しい。)
また、夏以降に再検査しなくてはなりません。
白黒ハッキリしたことで、気持ちはスッキリしました。
でも1ヶ月間は、なかなか気持ちが落ち着かずモヤモヤ状態で、
先の予定も組めませんし、
前向きに考える事ができなくて、
悲劇のヒロインなどと考えたりする自分がいました。
今回、診察いただきました三人の先生。
大阪警察病院付属人間ドッククリニック:垣内 佳美 先生。
ながはまクリニック:院長 長濱 実穂 先生。
大阪警察病院:内分泌内科 副院長 小杉 圭右 先生。
お世話になりました。誠にありがとうございます。
また、最後になりますが、
勝山高校時代の水泳部先輩で杉岡先輩が、
大阪警察病院に勤務されておりまして、
診察の度にお声を掛けていただきましたこと、
誠に心強くありがとうございました。
ご心配をおかけいたしました。
本当にありがとうございます。
診療のご案内__________________大阪けいさつ病院
https://www.oph.gr.jp/pub/consultation/cancer/thyroid/index.html