墓地の競売

読売新聞の記事からです。
他人事とは思えない墓地の競売があるようです。
そもそも墓地は土地そのものを購入したものではなく、
あくまでも墓地の永代使用権を購入する事です。
ところが、墓地を所有する霊園運営者が、
金融機関などから融資を受ける際、
墓地に抵当権を設定し担保として差し出している場合、
もし借金が返済出来ないと、
抵当権者が墓地を競売に掛け融資金を回収する事になる。

すると、大変、購入したはずの永代使用権そのものも、
競売の落札者に引き継がれることなく消滅する。

我が家の墓地もいつそうなるとも限らないので、
他人事のように思えない。

永代料払ろうたのに何でや!墓地競売、落札企業が再請求 : 社会 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
https://www.yomiuri.co.jp/national/news/20090222-OYT1T00460.htm

太陰暦 1日のはじまり

本日付け(2009/02/21)日経新聞 一面のコラム春秋にて、
ユダヤ歴では1日のはじまりは日没からと書かれています。

これって明治5年に太陰暦が廃しされるまでの日本と同じです。
新聞記者もその事を知っていたかも知れませんが、
旧約聖書の話より出来れば日本の話をして欲しかった。

今の太陽暦では、1日のはじまりが午前0時からで、
それが現代人には当たり前で疑問すら感じていませんが、
よくよく考えてみれば、
太陽の日が沈めば仕事が終わり1日が終わるんだと考えれば、
1日のはじまりは日没からと考えられなくもない。

日が沈み1日が始まれば日の出までに何をすれば良いのか
あわてずに考えることが出来、良い仕事に繋がるかも。

NIKKEI NET(日経ネット):社説・春秋-日本経済新聞の社説、1面コラムの春秋
https://www.nikkei.co.jp/news/shasetsu/20090220AS1K2000220022009.html

明治5年(1872)11月|太陽暦が採用される:日本のあゆみ
https://www.archives.go.jp/ayumi/kobetsu/m05_1872_05.html

お釈迦の教えとは一体何?

私のブログで仏教について今まであまり多く語ったことはない。
宗旨や宗派による考え方の違いや、
また、同じ宗派であっても住む地域によりかなり違うからだ。

でも、このままでは葬式仏教だけが大きくクローズアップされ、
本来お釈迦様の伝えたかった教えが消えてなくなる危惧さえする。

そんな思いを常日頃抱いている所、
2009/1/24週間ダイヤモンドでも、
「寺・墓・葬儀にかかるカネ」と題しての特集記事が掲載された。
当然、週刊誌ですのでかなり過激な内容でもある。

当店の屋号は「釈迦堂」としておりますので、
ここはやはり人一倍深く考えて見る必要があると思い、
数年前からあれこれと勉強し調べています。

日本に伝わったお経などは、
古代インドのサンスクリット語を中国で漢字に翻訳したものですが、
実は、お釈迦さんが語っていないお経も多くあり、
その中で有名なものが、
父母恩重経(ぶもおんじゅきょう)や盂蘭盆経(うらぼんきょう)、
これらは、中国で作られたお経です。

ここ最近日本で注目されるようになっているものとして、
サンスクリット語ではなくパーリ語で残されたお経が、
少しずつ表舞台に出てきた。
日本ではこのパーリ語経典のことを、
まだまだ、ほとんど知られていない。
と言うか目を向けようともしていない。

小乗仏教と言えば聞いたことのある人は多いと思う。
まさしくパーリ語のお経=南伝(南方)仏教のこと。
中国や日本の仏教を大乗仏教と呼ぶのに対して、
蔑称として小乗仏教と名付けられたものだ。

小乗仏教とは、出家し悟りを得たものだけの仏教であると、
私も最近まで思い込んでいたのだが、
これは大きな間違いであると気づきだした。
まだまだ勉強中の身ですので、
今の段階ではこれ以上あまり多くは語れませんが

では、一体お釈迦様は何を語り教えていたのでしょうか?

死んでしまった人の供養でしょうか?
いえいえそうではない。

そもそも、生きるとはなんぞや!
を正確に観ることからはじまり、
その結果、どうすれば良いのかを教えていたのが、
どうやらお釈迦様の仏教らしい。

つづく