お釈迦の教えとは一体何?

私のブログで仏教について今まであまり多く語ったことはない。
宗旨や宗派による考え方の違いや、
また、同じ宗派であっても住む地域によりかなり違うからだ。

でも、このままでは葬式仏教だけが大きくクローズアップされ、
本来お釈迦様の伝えたかった教えが消えてなくなる危惧さえする。

そんな思いを常日頃抱いている所、
2009/1/24週間ダイヤモンドでも、
「寺・墓・葬儀にかかるカネ」と題しての特集記事が掲載された。
当然、週刊誌ですのでかなり過激な内容でもある。

当店の屋号は「釈迦堂」としておりますので、
ここはやはり人一倍深く考えて見る必要があると思い、
数年前からあれこれと勉強し調べています。

日本に伝わったお経などは、
古代インドのサンスクリット語を中国で漢字に翻訳したものですが、
実は、お釈迦さんが語っていないお経も多くあり、
その中で有名なものが、
父母恩重経(ぶもおんじゅきょう)や盂蘭盆経(うらぼんきょう)、
これらは、中国で作られたお経です。

ここ最近日本で注目されるようになっているものとして、
サンスクリット語ではなくパーリ語で残されたお経が、
少しずつ表舞台に出てきた。
日本ではこのパーリ語経典のことを、
まだまだ、ほとんど知られていない。
と言うか目を向けようともしていない。

小乗仏教と言えば聞いたことのある人は多いと思う。
まさしくパーリ語のお経=南伝(南方)仏教のこと。
中国や日本の仏教を大乗仏教と呼ぶのに対して、
蔑称として小乗仏教と名付けられたものだ。

小乗仏教とは、出家し悟りを得たものだけの仏教であると、
私も最近まで思い込んでいたのだが、
これは大きな間違いであると気づきだした。
まだまだ勉強中の身ですので、
今の段階ではこれ以上あまり多くは語れませんが

では、一体お釈迦様は何を語り教えていたのでしょうか?

死んでしまった人の供養でしょうか?
いえいえそうではない。

そもそも、生きるとはなんぞや!
を正確に観ることからはじまり、
その結果、どうすれば良いのかを教えていたのが、
どうやらお釈迦様の仏教らしい。

つづく

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