違うご尊家へご香典

 いやぁ全くお恥ずかしい話を、今日はお聞きください。
今年6月のブログで書きましたが、
母の弟さんが亡くなり滋賀県へ通夜参りに行った時のことです。

当日の式場が「草津シィティーホール」と言う葬儀会館。
親戚の式場は1Fホール「空蝉」。
他家の通夜が3Fホールでありました。
その両家の受付が2Fフロアを使用していたと昨日聞きました。
親族控え室は4Fフロアにあるため。
私は2Fフロアで複数の受付があるとは全く知りませんでした。

1Fホールで無事通夜を済ませた後、
帳場受付を探すもそれらしき場所が見つけられず人に尋ねたところ、
受付は2Fフロアですと教えられあわてて階段をかけ上がる。

真正面のテーブルに垂れ下がっている紙には、
一般・会社 の文字が、
さらにあたりを見渡すと親戚の文字が貼ってあるテーブルを発見。
すでに片付けはじめていた帳場受付の方に無事香典を渡し記帳を済ませ。
あとはゆっくり無事大阪へ帰宅。

それから早49日が過ぎ2日前に満中陰志が届きました。
あれ?差出人を見ると全く知らない人からの名前が送り状に記載。
確認のため母の妹へ連絡を取って見ますと、
な・な・なんとあろう事か親戚と違う方へ香典を渡していた事実が判明。

通常の人より今までお葬式にお参りした回数は、
たぶん多いと思います。
こんな失敗は初めてです。

一応間違った先様へ連絡を入れいきさつを話し、
相手様もこちらからの連絡がなかったら解らないままのご様子。
お渡ししたものを今更返金していただくのもどうかと思い。
泣き寝入り?いや違う私の失敗です。

昨日、母の弟さん宅へ事の詳細をお伝えしお詫びしたところです。
親子で通夜に来ていただいた事も当然ながらご承知で、
香典がなかったので紛失してしまったかもと心配されてました。

気づいたからこそお詫びの連絡も出来良かったですが、
そうでなかったら後々まで問題ありでした。

今後、このような失敗をしないためにも、
また、葬儀会館を利用される方がおおいご時世ですので、
利用する側にやさしい通夜・告別式を行っていただくために、
私から葬儀社さんに一言!

例えば)
今回の草津シィティーホールの場合ですと、
1Fホール式場利用の場合、同じ1Fフロアに帳場受付は絶対に必要です。
通夜・告別式と帳場受付は動線上に設置してくださいませ。

やむを得ず2Fフロアを帳場受付にする場合は、複数設けない。

それでも複数必要な場合は、
以下イラストのように受付テーブルの垂れ幕を用意すれば、
会葬者にやさしい会館が誕生いたします。
当然、私のような失敗も軽減いたします。

当たり前のように会館を運営されている側には、
そんな間違いないよと思うでしょうが、
現に私は間違いました。

 受付家名入新垂れ幕 告別式用紙家名入りの用紙にしてください。

 受付垂れ幕 告別式用紙従来の用紙では間違いが生じます。

火葬場に行く時の自動車番号紙では、
会葬者が間違わないように家名入りの番号紙が貼られていますよね。
以前からこれはあります。

自動車番号紙

葬儀を自宅や公民館で執り行う場合では、
私のような失敗は絶対に起こりえなかったハズです。

くどいようですが葬儀会館を利用する場合には、
私のような事は起こり得る可能性は十分にあります。

まぁそれに致しましても恥ずかしい大失敗でした。

マラカイトグリーン

ウナギの偽装問題でここ最近話題になっておりますが、
決してこの問題はウナギだけではありません。
「え~なんのこと?」と思われるかも知れませんね。
実はお線香とすごく関係がある話なんですよ。

お線香は昔から緑色?と思われている方が非常に多く、
確かにコマーシャルで有名なお線香「○○香」もその内の代表的な緑色です。

緑色のお線香くださいと言われることはないですが、
青いお線香くださいと指名されるお客様は未だに多いのも事実です。
この色のお線香が高級品と勘違いされている人は沢山おられます。
お線香の色は全く関係ないのですがこの点は困った問題です。

話は少し脱線しますが、
緑色の事を日本では青いと昔から例えますよね。
若葉が緑みどりしていると言うような表現はしません。
青々と呼びますね。
だから子供の時に困った記憶があります。
緑なのに?何故青?皆さんはそんな事ってなかったでしょうか?

本題に戻って
緑色のお線香は染料で色を染めています。
通常、お線香の原料の50%以上は椨粉(たぶこ)と呼ばれる材料に、
白檀や沈香などの香料を加え製品に致します。
そうすると茶色系の色に仕上がりますが、
わざわざこれにマラカイトグリーンなどの緑色染料を加え仕上げます。
何故?でしょう。
ズバリ結論は、製品がむらなく仕上がり、何よりも他の染料より安いからです。
もし緑色でなく青色が安く手に入ればその色になっていたのではないでしょうか?
少なくとも私はそのように思っております。

以前、今のようにマラカイトグリーンが悪役でなかったときは、
日経新聞の商品指標マンスリーなどでも掲載されていた程身近なものでした。
ところが日本では、薬事法や食品衛生法などが改正され、
確か2005年07月より発ガン性の疑いがあるので、
口にする食品に使うことは禁止になりました。
米国では1970代、欧州では2000年より日本に先駆けて禁止です。
マラカイトグリーンそのものが製造禁止ではありません。
今でもペットショップでは金魚などの観賞用で使う抗菌剤として売られております。
あくまでも人が口にする養殖用として使うのは禁止なだけです。

蚊取り線香も見慣れているものは緑色では?
実はこれもマラカイトグリーンを使い染色しています。

過去にテレビで放映された「TBSがっちりマンデー」で、
明治35年金鳥蚊取り線香は「夏に使うので涼しい緑色に着色」と言われておりますが、
私なら涼しさを感じさせるなら水色系にします。
なので工業的な思惑があったように思えてなりません。
みなさんはどのように感じられましたでしょうか・・・?

結論
お線香は食べる食品ではありませんので、
マラカイトグリーンは使っても安全である?。
口から体内に入って来なくても、煙で肺から体内に入ってきます。
でも、マラカイトグリーンで肺ガンになったと言う事は耳にしていません。

緑色のお線香がすべてではありません。
あまりにもこの神話に縛られてはいませんか?

青いお線香=マラカイトグリーンの染料
そう言いきっても過言ではありません。
いつか解りませんが別の染料にとって変わる時が来るのを待ちましょう。

 

※ 今回は緑色のお線香の話です。
  黒っぽい色のお線香は煙の少ない商品に多です。
  これらは主原料に炭(カーボン)を使用しているためです。

茅の輪くぐり 志紀長吉神社

2008/6/30(月曜日) 
夏越しの大祓で地元「志紀長吉神社」へ茅の輪くぐりに参拝。
平日の昼間と言うこともあり、お参りの人はわずか数人
梅雨の晴れ間、境内の中は心地よい風が通り抜け、
大きな楠の木の隙間から木漏れ日が何とも言えずホッと癒されて来ました。
成人男性でも前屈みにならず、くぐれる程の大きな茅の輪です。
くぐり抜けるには、和歌を唱え周り方にも順序があるようです。
興味のある方は今からでも間に合います。お参りしましょう。

志紀長吉神社正面
茅輪の写真

夏越しの大祓

茅輪の話

茅輪くぐりの作法

茅輪くぐりの作法図