甲状腺腫瘍 2009/10

5月からブログの更新を行わず、大変ご無沙汰して申し訳ありません。
やっと書く気持ちになったと言うのが正直なところです。

半年前に甲状腺腫瘍が見つかり精密検査を行った結果、
腫瘍は良性であったものの定期的に検診が必要との事でした。

そして昨日、あっと言う間に半年が経過し、
大阪警察病院へ超音波エコー検査および診察に出向きました。

診察結果から
半年前と腫瘍のサイズは全く変化していないので大丈夫。
このまままた様子を見ましょう。との担当医の診断でした。

内心は、腫瘍が少しでも縮小していれば良いのにと思っていましたが、
現実はそう簡単に小さくならないようです。

大きくなっていなかっただけでもよしとしなければいけないのに、
つい不満というか欲が出てしまいます。

そしてこれで終わりと言うのではなく、
また半年後、2010年3月同じ検査の予約を入れ帰宅いたしました。

気持ちのモヤモヤが少し晴れ。
心機一転ブログ再開いたしますね。

救急車を呼ぶ

数日前のこと、十数年来お越しのお客様が、
急にお店で体調を崩され、意識はしっかりしているものの、
全く歩行できなくなり、やむを得ず救急車を呼びました。

救急車が到着するまでの間、
少しでも会話をと思い、お住まいの事を尋ねますと、
ご主人も入院されていて、
現在、お一人で住まいされているとのこと。
やはり、救急車をお願いして良かったと改めて思いました。

こんな出来事はお店を初めて以来のことで、
本当に家族みんなでビックリしていたんですが、
今日のお昼に、そのお客様が無事帰って来ましたと、
お店に顔を出して下さいました。

まだ100%元気になられているようには、
お見受け出来ませんでしたが、
お店にご迷惑を掛けてしまって申し訳なかったと、
わざわざご来店いただいた次第です。

ただ、このような時に限って、
他の方からの電話や荷造りで私がバタバタしており、
ゆっくり会話も出来ませんでした事、
誠に申し訳ありませんでした。
どうぞごゆっくり静養してくださいませ。
陰ながら応援させていただきます。

今回は、大事に至らなかったので良かったですが、
もしそのまま不測の事態が起こらない共限らないので、
ご来店いただくお客様の年齢層も、
年々ご年配の方が多くなっていますので、
今後、新たな心配事となりそうです。


甲状腺腫瘍 2009

今年の1月末に人間ドックへ行き、
再検査が必要と指摘された「胃」と「甲状腺」。
胃カメラ検査で胃は問題なかったのですが、
甲状腺には異常が見つかりました。

病名は「甲状腺腫瘍」。
超音波検査と腫瘍マーカー検査を実施。
検査の報告書に書かれていた所見では、

甲状腺:
大きさ 腫大(左)
表面 平滑
リンパ節腫大(-)
コメント
左葉φ27×46×57mm境界明瞭内部不均一な
high echoic mass 内部calc散在
右葉φ7×7×9mm cyst

総合所見:
It thyroid tumor → size大きくcalc散在のためFNAご考慮下さい。

マーカー検査のTGと呼ばれる項目は基準値を大幅に超えている。

検査項目 結果 基準値 単位
TSH
0.68
0.35~4.94 μU/ml
Free T4
1.03
0.7~1.48 ng/dl
サイログロブリン(TG)
210.1
32.7以下 ng/ml


甲状腺の図 甲状腺腫瘍 エコー検査画像-01 甲状腺腫瘍 エコー検査画像-02
甲状腺腫瘍 エコー検査画像-03 甲状腺腫瘍 エコー検査画像-04 甲状腺腫瘍 エコー検査画像-05
超音波検査の結果だけでは、
甲状腺腫瘍が良性なのか?悪性(ガン)なのか?解らないので、
白黒ハッキリさせるためには、
甲状腺腫瘍に採血用の針を刺し、細胞組織を吸引して、
その細胞を顕微鏡で調べる甲状腺針生検を今週おこないます。

検査結果は4月15日頃には解りますので、
また、ブログで報告致します。

今後、生命保険などにも影響があるかも知れないので、
話さない方が良いかもと思いましました。
でも、多少なりとも同じ病気の人の参考になればと、
思い切って話しました。

画像は白黒なので見にくいかも知れませんが、
専門知識の先生が見れば解ると思います。


 【 2009/04/16 追記 】

甲状腺腫瘍の検査結果は、95%の良性
これでひとまずは安心。

腫瘍マーカ検査で、サイログロブリン(TG)の数値が高かったのは、
腫瘍のサイズが小さくなく、それなりの大きさがあったので、
腫瘍から漏れているからだそうです。

細胞検査では、エコーで甲状腺腫瘍を確認しながら、
最も疑わしい部位に針を刺し細胞を吸引。
合計3ヶ所刺しました。

グループステージⅠ~Ⅴまで五段階評価されます。
3ヶ所共にグループⅡの評価でした。
Ⅰはほとんど評価される事はなく、
実際はⅡからだそうです。
Ⅲ以上になると間違いなく切らないといけないようです。

麻酔をして針を刺すわけではありませんので、
採血用の針程度とあらかじめ聞いていますが、
1回ならともかく3回ともなれば痛いです。

吸引していない部位にガンが潜んでいる事もあり得るそうなので、
5%はガンの可能性が残っています。
ようするに誤診の確率だそうです。

また、腫瘍は良性であっても、
大きさが1~2㎝なら切らなくても良いのだが、
私の場合は、切っても良い程度の微妙な大きさなのだがとも、
担当の先生からは言われました。

切るとなれば仕事も休まなければならないし、
しばらくはこのまま様子を見ますと返答。

いずれにしろ、これですべてが終わりでなく、
これから常に甲状腺腫瘍の経過観察が必要。

あきらかな自覚症状がありませんので、
お風呂上がりなど自分で毎日チェックが欠かせません。
(これってハッキリ言って判断が難しい。)
また、夏以降に再検査しなくてはなりません。

白黒ハッキリしたことで、気持ちはスッキリしました。
でも1ヶ月間は、なかなか気持ちが落ち着かずモヤモヤ状態で、
先の予定も組めませんし、
前向きに考える事ができなくて、
悲劇のヒロインなどと考えたりする自分がいました。

今回、診察いただきました三人の先生。
大阪警察病院付属人間ドッククリニック:垣内 佳美 先生。
ながはまクリニック:院長 長濱 実穂 先生。
大阪警察病院:内分泌内科 副院長 小杉 圭右 先生。
お世話になりました。誠にありがとうございます。
また、最後になりますが、
勝山高校時代の水泳部先輩で杉岡先輩が、
大阪警察病院に勤務されておりまして、
診察の度にお声を掛けていただきましたこと、
誠に心強くありがとうございました。
ご心配をおかけいたしました。
本当にありがとうございます。

診療のご案内__________________大阪けいさつ病院
https://www.oph.gr.jp/pub/consultation/cancer/thyroid/index.html