骨拾い

昨日、葬儀告別式を終え火葬後
お骨を親族で拾って参りました

地域により収骨方法は異なりますが
兵庫県の但馬地方では一つの骨壺に
まとめて収骨するようで
喉仏を別の骨壺に分骨する習慣はないようです

義父は生前体格の良い部類の人でありましたが
やはりガンにより体をむしばまれていたせいか
成人男性にしては残った骨がかなり細く感じられました

骨壺を事前にご用意される場合は
男性女性の性別に限らず
死因により骨壺のサイズも
一考の必要があるように思いました

防犯 パート2

本日「防犯」の書込を致しました一件を、
我が家のお寺様に尋ねてみましたところ、
やはり物乞いでお寺を訪ねてこられる人が多いとのこと。
その人達が決まって言うことがあるらしく
「お寺は施しをするところでしょ!だからお金を・・・」
確かに一人に対して行えば、
次から次へと入れ替わり立ち替わり来るのは想像がつきますね。

一軒のお寺様がこのような問題に取り組んでも解決されないことですが、
例えば、週末にご法事が営まれる家が多い昨今、
週明けの日に法事のお下がりで口の足しになるようなものがあれば、
それらをそのような人たちに施せたらいいでしょうね。
でも、夏場なら食中毒とかの心配があったりとかで、
その場合はどうする?などの問題意見も当然出てくるでしょうが、
何事もなせばなるの精神でいかないものでしょうか?
その時は何かお手伝いできることがあれば参加したいものです。

防犯

年末と言うこともあり、
ご近所のお寺様にごあいさつにここ数日足を運んでいます。
その中で今年特に気になった事が一点ありました。
それはお寺様の防犯の取り組みです。
監視カメラはもちろんのこと、
個々に警備会社と契約されている様子で、
山門は閉まっていても、
以前は勝手口から出入り出来ていたものですが、
最近は施錠されてあり戸締まりが厳重です。

地方で代々おまつり供養されてきた仏像などが盗難に遭う時代ですから、
色々と難しい面のあるでしょうが、
本来お寺様は誰もが集える地域に根ざしたコミュニティーの場であったのに・・・と少し寂しく、
地域社会からどんどんと寺院いや仏教そのものが、
阻害されていくような気がするのは私だけの思いでしょうか?

そのことが原因ではないにしても、
これからはますます、
お寺様は初めに人が亡くなって連絡する方ではなく、
まず初めに葬儀屋さんにお願いをしてから後にこられる方になっています。
人が亡くなれば宗派は関係なくまずは亡き人のために、
お経の一つでもあげてもらはないといけないと感じる日本人は・・・。

すこし話は脱線してしまいましたね。

納骨・埋葬の仕方

今月は偶然お客様からの骨壷に関する同様の質問が多くありましたので、
少し書き込みたいと思います。

冠婚葬祭はその地方独特の習わしがたくさんあります。
今回はタイトルの「納骨・埋葬の仕方」ですが、
まず、関西と言っても地元である大阪の場合をお話し致します。

ご不幸があった場合、もちろん火葬を行います。
そして骨拾いをします。とここまでは全国違いは無いものと思われます。
(もちろん一部地域では未だに土葬の場合もあることでしょう)

問題はお骨を拾い、どの大きさの骨壷に収納するかです。
大阪の場合は、大小2個の白無地の骨壷を用意します。
大きい骨壷(口径15センチ~18センチ)に体全体のお骨を収め、
小さい骨壷(口径7.5センチ)に喉仏のみ納めるのが習わしです。

そしてお墓に納骨する時期が来れば白い木綿の布(袋)を用意し、
それに骨壷から中身のお骨を移し替え墓地に埋葬致します。
(決して骨壷ごと埋葬は致しません。)

その理由として、
骨壷は陶器製の焼き物のために土に帰ることはありません。
当然その中のお骨も土に帰せません。
なので大阪ではそのようにします。
(昔は火葬ではなく、土葬をしていたのでその名残と思われます。)
ご多分に漏れず私の親父もそのように致しました。

関東の方にこのお話をするといつも驚かれます。
骨壷のまま墓地に埋葬するのですから致し方ありませんね。