お葬式を安くする裏技 その2

お釈迦様の肩車 » お葬式を安くする裏技 その1
https://blog.shakado.jp/tenshu/2009/03/archives/368.html

上記、前回に引き続き第二弾。

今までのお葬式は、「通夜」と「告別式」は2日間に分けて行う。
これが風習であり、また当たり前でありました。
でも、今のように夫婦共働きで忙しくしている時代、
それも近くに参列するのならともかく、
遠方からお参りしなければならないとなると大変。
また、長寿社会で会葬者もご年配者が多く、
お参りはしたいが、2回はさすがに厳しい方もおられます。

ならば一層のこと参列していただく側にも便利なように、
1日で葬式を終わらせてしまえば良いのではないでしょうか。
これだと2回も参列をしていただかなくて済みます。

地方の地域によれば、
通夜の飲食お接待でご婦人女性の重労働も軽減されます。

通夜なら飲酒運転も許してもらえると、
そんな甘い考えの人も未だにいますし。
飲酒運転をなくす意味でも通夜はもう必要ないかも。

もっと経済的費用の面でお話をすれば、
1. 参列いただいた時に手渡す粗供養品も少なくて済みます。
2. 葬儀社へ支払うお給仕さんの費用も抑えることが出来ます。
3. 会葬者の飲食費だって抑えることが出来ます。
4. その他(テント・冷暖房・マイクロバスなど車代)

今まではただ漠然とそれが当たり前のことのように営まれていました。
無駄を省きませんかそろそろ。

首都圏では、直葬(葬儀業界では「蹴りこみ」)といって、
お葬式をせず直接火葬場でお別れをする人がここ近年増えている。
祭壇なし。通夜なし。告別式なし。と言った具合。
必要なのは棺桶のみ。時にはお寺様の読経もなし。

極端なお話も交えてみましたが、
間違いなく今後増えて行くであろうお葬式の形です。



お葬式を安くする裏技 その1

仏檀仏具の専門店「釈迦堂」だからこそアドバイス出来る事を、
何回かに分けてお話いたします。
すでにお葬式を出された方は、読まないでください。
葬儀社に支払った金額との違いに驚きます。

はじめに注意事項がございます。
誤解が生じると行けませんので言っておきますが、
これから先、私の話す内容は、葬儀社に依頼せず、
すべて出来ることは自分自身で行う。
その結果、無駄を省くことが出来、安くできる話です。
今まで通りすべて葬儀社にお任せすれば、
裏技にはなりませんので当然安くなりません。
予めご了承くださいませ。

上の話を例えますと、
お葬式は、亡くなった方の「最後のお別れコンサート」と想像してください。
コンサートをするにはまず会場が必要です。
そして、音響、照明、舞台のセット、これらには大道具や小道具が必要、
また、来場者の駐車場や誘導する警備員も必要になります。
それらすべてを自分達でするとなるとやはり難しいのが現実です。
では、何が自分たち家族で出来るか考えてみましょう。
大道具=祭壇や棺は無理でも、
小道具=写真なら出来るでしょう。
会場だって大きくなければ公民館など適当に見つかります。
要するに出来ることをしてみませんかと言うことです。
でも、一体何をどうすれば良いのか解らないと思いますので、
一般の方でも出来そうな事をお話したいと思います。
亡くなった人のために何が出来るかを考えたとき、
出来る範囲内で精一杯の手作り葬儀をはじめてみませんか?

まず、一回目の今日は、「遺影写真」についてお話します。

でもそのまえに、絶対大事なことが1つあります。
「死=お葬式」についてです。

晩婚化の時代、一度も結婚しない人もいれば、
2回、3回、いやワイドショーで話題の●置浩二さんともなれば、
4回目と言うようなすごい達人までいるのも事実。
経験者ならご存じですが、結婚式は、半年や一年前から準備をします。
招待者の数、料理の金額、会場、二次会、
まぁこれでもかと言うぐらいあれこれ事前に打ち合わせをしますよね。
これらは結婚の話ですが、

ではお葬式はどうでしょうか?
どんなにお金持ちの人でも貧乏の人でも、
男性、女性、身分、性別、年齢、に全く関係なくすべて等しく、
「死=お葬式」一度は経験しないといけません。
どんなに死にたくなくても避けて通ることは出来ません。
なのに誰も他人事で済ませ、我が身の事とは思っていないのが現実。
すべてはこれが問題です。

家族の誰かが死んではじめてバタバタする。
誰かが病気をしてからでは、
縁起でもないと話はなかなか繰り出せません。
ましてやお嫁さんがおばあちゃんやおじいちゃんのことなど、
絶対に口に出せませんよね。
だからこそ、いざと言うときのために。
家族が元気な時に、「死=お葬式」どうすれば良いか?
一家の長が率先して話さないといけません。

もちろん我が家ではその事について話しをしています。
お寺さんの連絡先、葬儀社、場所、その他いざと言うときのために。

話を本題に戻し、
カラーの遺影写真は、ネットで葬儀社を検索し、
各社がそれぞれのプランの見積書を公開していますので、
興味のある方は調べてみてください。
金額にして30,000円ぐらいが相場です。
これを生前に準備しておけば三分の一以下、
3,000円~10,000円もあれば用意できます。

遺影写真は、写真サイズで四つ切りと呼ばれているものです。
デジカメで撮ったものを写真屋さんでお願いすれば1,000円程度でプリント出来ます。
それに、額縁代が2,000円と言ったところですので、
上手くいけば総額3,000円で可能です。
ただしこれは、全く加工をせずに自分自身が撮影したものを、
そのままプリントする場合です。

昔は、お葬式に使う遺影写真の場合、
紋付き袴や礼服を着用した写真を使いました。
もちろん今でもこれでないとダメだと言う所もあります。
でも、生前の面影が残るようにとスナップ写真が圧倒的に主です。

手元の中にある写真から、1人で写っている、
ふさわしいものを一枚探しましょう。
もし、これというものが見つけられなくても大丈夫。
適当な写真を選び、遺影用にと写真屋さんでお願いすれば、
フォトショップなどのソフトでバックをブルーなどにしてくれ、
きちんとした大きさまで引き伸ばして8,000円程度です。
もちろんこれも自分自身で加工すれば、
安くプリント代のみでOKです。

これを読まれた方の中で、
用意していた写真が無駄になるのではとご心配な方は、
せめてお持ちのデジカメできちんとしたものを残しておけば、
四つ切り写真にプリントするだけなら数時間で出来ますので、
いざと言うときにでもすぐ間に合います。
A3対応のインクジェットプリンタをお持ちなら、
自宅でプリントだって可能です。

額縁は無駄になりませんので、
事前に購入しておいても大丈夫です。
もちろん当店でも取扱いいたしております。

額(低反射ガラス)

遺影写真と検索すれば見つかります。
実際、葬儀社の下請けをされていたりしますよ。

遺影写真 – Google 検索
https://www.google.com/search?hl=ja&lr=lang_ja&ie=UTF-8&oe=UTF-8&q=%E9%81%BA%E5%BD%B1%E5%86%99%E7%9C%9F&num=50

Yahoo!検索 – 遺影写真
https://search.yahoo.co.jp/bin/search?p=%B0%E4%B1%C6%BC%CC%BF%BF

墓地の競売

読売新聞の記事からです。
他人事とは思えない墓地の競売があるようです。
そもそも墓地は土地そのものを購入したものではなく、
あくまでも墓地の永代使用権を購入する事です。
ところが、墓地を所有する霊園運営者が、
金融機関などから融資を受ける際、
墓地に抵当権を設定し担保として差し出している場合、
もし借金が返済出来ないと、
抵当権者が墓地を競売に掛け融資金を回収する事になる。

すると、大変、購入したはずの永代使用権そのものも、
競売の落札者に引き継がれることなく消滅する。

我が家の墓地もいつそうなるとも限らないので、
他人事のように思えない。

永代料払ろうたのに何でや!墓地競売、落札企業が再請求 : 社会 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
https://www.yomiuri.co.jp/national/news/20090222-OYT1T00460.htm